レディー・ガガが初めてテレビ朝日系『徹子の部屋』に出演したのは、2011年7月11日のことでした。この日付は、同年3月11日に発生した東日本大震災からちょうど4カ月という極めてデリケートなタイミングにあたります。
当時、福島第一原発事故の影響による放射能汚染への懸念から、多くの海外アーティストや著名人が来日公演や渡航を相次いでキャンセルしていました。インバウンド観光客も激減し、国際的な孤立感が漂っていた日本において、世界トップクラスのポップスターであったガガの来日は大きな光明となったのです。
ガガは震災直後、自ら「WE PRAY FOR JAPAN 日本の為に祈りを」と刻印したチャリティーリストバンドを即座に企画・販売し、総額約2億4000万円以上(当時のレート換算)の義援金を寄付しました。さらに同年6月下旬に来日した際には、記者会見で「日本の皆さんに会うために、安全であることを世界に証明するためにやって来ました」と涙ながらに宣言しました。その熱狂的な来日スケジュールの合間を縫って収録されたのが、『徹子の部屋』だったのです。