ポッキーとペペロの裁判の現在において、両社は法廷闘争の段階を終え、グローバル市場での真っ向勝負のフェーズに入っています。アメリカ市場では判決に基づき両製品が合法的に併売されており、アジアや欧米の各店頭でシェア争いを展開しています。
この一連の紛争は、日本の食品メーカーに対して極めて重い教訓を突きつけました。「優れたプロダクトデザインほど機能性とみなされ、トレードドレスによる永続的な保護を受けにくい」という法的なジレンマです。模倣品・類似品から自社ブランドを守るためには、特許権・意匠権・商標権を海外進出の初期段階で重層的に網羅し、パッケージやロゴマークといった「機能以外の視覚的要素」で強固なブランド防壁を築く必要があります。