インターネット上の掲示板やSNSでは、「女医と結婚すれば夫は仕事を辞めて遊んで暮らせる」「逆玉の輿で勝ち組確定」といった浅薄な書き込みが散見されます。しかし、現場のリアルを知る関係者は口を揃えてその認識を否定します。女医との結婚のメリットとデメリットを天秤にかけると、得られる恩恵と同じくらい重い覚悟が要求されることが明白です。
女医を妻にする揺るぎないメリット
まず圧倒的なのは、家庭のファイナンシャルプランにおける鉄壁の安定性です。景気後退やインフレ局面でも医師の国家資格は揺らぐことがなく、世帯収入が極めて高水準で維持されます。さらに、家族や親族の病気・怪我に対して的確な医療判断ができる「家庭内最高医療責任者」がいる心強さは、何物にも代えがたい安心感をもたらします。知的好奇心が高く、論理的思考力を持つパートナーとの対話は、人生のあらゆる局面で刺激的なものとなります。
見落とされがちな過酷なデメリット
最大の代償は「家族揃って過ごす時間の圧倒的不足」です。ゴールデンウィークや年末年始も当直シフトで潰れ、家族旅行の計画は常にキャンセルリスクと隣り合わせです。また、医師妻の家事分担を夫側が主体的に引き受けるか、ルンバ・食洗機・洗濯乾燥機を完備した上で月数十万円単位の家事代行やベビーシッター費用を投じる覚悟がなければ、家庭は瞬く間に荒廃します。
さらに見過ごせないのが、親族関係における軋轢です。夫の実家が旧態依然とした価値観を持つ場合、「嫁なのに盆暮れ正月に挨拶にも来ない」「夫を立てない」といった不当な批判を浴びせられることがあり、夫が強固な盾となって妻を守れなければ、板挟みの地獄を味わうことになります。