流行は巡る。1980年代から90年代にかけて日本のトレンディドラマを彩った「ソース顔」の系譜が、今、全く新しい形でZ世代に受け入れられている。彼らにとって、端正で非の打ち所がない「塩顔」や「ジェンダーレス」なビジュアルは日常の一部となり、むしろ新鮮味を失いつつある。
今若者が求めているのは、もっと泥臭く、人間味があり、圧倒的な生命力を感じさせるアイコンだ。昭和の映画スターが持っていたような、荒削りで力強いエネルギー。それを現代的な感性でアップデートした俳優たちが、SNSを中心に熱狂的な支持を集めている。