「北海道だから涼しい」は、もはや幻想にすぎない。
近年の地球温暖化は、北の大地にも容赦なく牙をむく。特に7月から8月にかけてのトラックシーズンは、選手たちの健康を守ることが最優先課題となった。苫小牧陸協では、競技開始時間を早朝や夕方にシフトする「トワイライト開催」の導入を本格的に検討している。
しかし、時間帯の変更は照明設備の維持費や、遠方から参加する選手の移動手段確保など、新たなハードルを生む。それでも、現場の医師やトレーナーと連携し、給水ポイントの増設や冷却ブースの設置を義務付けるなど、安全対策への投資を惜しまない姿勢を見せている。