現代の消費トレンドも果物の姿を変えている。タイムパフォーマンス(タイパ)を重視する若い世代を中心に、「包丁を使わずに食べられること」が果物選びの絶対条件になりつつある。種がなく、皮ごと食べられるブドウの爆発的な人気はその象徴だ。
この流れを受け、食品メーカーや量販店は、秋の味覚を詰め合わせたプレミアムな「フレッシュカットフルーツ」の展開を強化している。特殊なガスを充填したパッケージ技術の向上により、切りたての鮮度と食感を1週間近く維持できるようになったことも、忙しい現代人のライフスタイルに合致し、購入を後押ししている。