作者であるyukkedolice(ゆっけ)氏の卓越したソングライティングセンスは、時を経ても全く色褪せない。アコースティックな響きと疾走感のあるドラム、そしてどこか冷たさを感じさせるエレクトロニカの融合が、歌詞の持つ退廃的な美しさを倍増させている。
特に日本語の響きを活かした韻の踏み方や、あえて直接的な表現を避けた比喩表現は、現在のネット発アーティストたちにも多大な影響を与えている。言葉を詰め込む現代のラップ調ボカロ曲とは対照的な、余白を残した詩的な表現こそが、聴き手に想像の余地を与え、長きにわたって愛される理由なのだ。