近年の新卒・中途採用において、企業が候補者のSNSやネット上の書き込みを調査することはもはや常識となった。特にAIを用いた「裏アカ特定サービス」の精度は極めて高く、匿名アカウントであっても、過去の投稿内容や交友関係、文章の癖から個人が特定されるケースが後を絶たない。
かつて同級生を執拗に攻撃していた投稿や、いじめを自慢するような書き込みが検出された時点で、どれだけ優秀な履歴書であっても企業は「コンプライアンスリスク」と判断する。企業側にとって、ハラスメント体質を持つ人物を組織に招き入れるリスクはあまりにも大きいからだ。結果として、一流企業への就職や重要なポストへの昇進の道は、本人が気づかないうちに閉ざされていく。