そもそも、なぜ「了解」という言葉が目上の人に対して不適切とされるようになったのだろうか。国語辞典などを紐解くと、「了解」には「事情を理解し、それを認めること」という意味が含まれている。この「認める(許可する)」というニュアンスが、上から目線の印象を与える原因だ。
かつて昭和から平成にかけてのビジネス書やマナー研修が、この解釈を広めたことで定着した。結果として、「了解しました」は同僚や部下に対して使う言葉であり、上司には「承知いたしました」や「かしこまりました」を使うのが正解というルールが確立されたのである。