上座部仏教が生活の根底にあるラオスでは、寺院は極めて神聖な祈りの場です。観光客であっても、肌の露出度が高い服装での入場は厳しく制限されます。ノースリーブやショートパンツはもちろん、露出度の高い洋服は「仏様や僧侶に対する不敬」と見なされるためです。寺院参拝において、膝下までしっかり覆うシンの着用が推奨される背景には、単なるドレスコードを超えた深い宗教的敬意が存在します。
特に世界遺産の街ルアンパバーンにあるワット・シェントーンなどの名刹では、露出の多い服装の観光客向けに入り口でシンのレンタル(または購入)を求める運用が徹底されています。現地の布を腰に巻き、慎み深い装いに整えてから参拝することは、旅先の文化を尊重する最良のコミュニケーションでもあります。現地の人々と心を通わせるきっかけとしても、シンを着用しての寺院巡りは強くおすすめできる体験です。