戦うフィールドの環境条件によっても、両者のパフォーマンスは変動します。
アフリカの酷暑下(気温35度以上)での長期戦となれば、密度の高い毛皮と脂肪をまとう寒冷地仕様の熊は熱中症によるスタミナ切れを起こすリスクがあります。サバンナのような開けた平原でヒット・アンド・アウェイを繰り返す戦術が取れれば、ライオンにも持久戦での勝機がわずかに生まれます。
一方、足場の悪い森林地帯や岩場であれば、木登りや悪路での格闘に長けた熊の独壇場となります。また、ライオンの真骨頂は単体での力ではなく「プライド」と呼ばれる群れの連携力にあります。もしライオンのオス数頭またはメスの群れ対熊1頭というシチュエーションであれば、多方向からの挟撃によって大型ヒグマであっても狩ることは十分に可能です。