島田大介監督が手掛けたミュージックビデオ(MV)は、楽曲の世界観を増幅させる名作として知られています。回転するステージ、万華鏡のように反復されるメンバーの演奏シーン、そして無機質な空間で繰り返される人間の営みは、抜け出すことのできない「輪廻転生」と「人間社会の閉塞感」を視覚的に象徴しています。
一方、ライブ現場における『おしゃかしゃま』は、スタジオ音源を遥かに凌駕する熱量と変幻自在のアレンジで知られます。間奏部分で繰り広げられるギター、ベース、ドラムの凄まじいソロバトルはRADWIMPSのライブ屈指の見どころです。
さらに特筆すべきは、野田洋次郎がその場の熱気や社会情勢に応じて繰り出す「ライブ限定のフェイクや歌詞アレンジ」です。音源通りの皮肉にとどまらず、目の前のオーディエンスに向けた「生きることへの肯定」や、剥き出しの感情を乗せたシャウトへと昇華される瞬間は、音源だけでは味わえないライブならではの醍醐味と言えます。