『25コ目の染色体』の歌詞世界をさらに深く掘り下げると、テーマの根底には「輪廻転生」と「永遠の約束」が存在していることが読み解けます。主人公は、自分がいつか命を終えて別の存在へ生まれ変わったとしても、必ずもう一度愛する「君」を見つけ出したいと願います。
その際、姿かたちや名前が変わってしまっても絶対に相手を識別できるようにと用意されるのが、2人だけにしか分からない「25番目の染色体」という共通の目印です。遺伝子レベルで魂に刻み込まれた約束という途方もないスケールの誓いが、日常的な会話調の言葉と等身大の弱さを交えながら語られます。自己犠牲を厭わない純粋性と、ちょっぴり不器用なエゴイズムが同居するこの心情描写こそ、初期RADWIMPSの真骨頂といえます。