ブライダルシーンにおけるラボグロウンダイヤモンドの婚約指輪の評判は、若い世代を中心に急速に好転しています。予算30万円前後で天然なら0.3ct程度にとどまるところを、1.0ct超の見事な大粒を選べるという圧倒的なコストパフォーマンスが支持を集めているためです。
しかし、SNSや大手コミュニティサイトの相談掲示板を精査すると、ラボグロウンダイヤモンドを選んで後悔した理由として共通する3つの心理的摩擦が浮かび上がってきます。
第1の要因は、「事前の合意形成不足による感情のすれ違い」です。サプライズプロポーズで贈られた側が「安上がりで済まされた」「偽物をつかまされたのではないか」と疑念を抱くケースが散見されます。天然ダイヤモンドが持つ「何億年もの歳月が生んだ唯一無二の奇跡」というストーリーをロマンチックな愛の象徴と捉える人にとって、工場生産の工業品という事実は心理的抵抗を生みやすいのが現実です。
第2の要因は、「周囲や親世代への説明ストレス」です。昭和・平成のブライダル文化を経験した親世代からは「なぜ天然の本物を買わなかったのか」と難色を示される場面があり、余計な弁明を強いられたことに疲弊する声が聞かれます。
第3の要因は、「想定外の買取価格の低さ」です。後述するように、万が一の手放す局面でほとんど値がつかない現実を知り、失望感を味わうケースが少なくありません。