タトゥーカルチャーを牽引している筆頭格といえば、日本のヒップホップ界で圧倒的な存在感を放つラッパーたちです。かつてKOHHとして世界的な評価を受け、現在は本名で活動を続ける千葉雄喜はその象徴的な存在といえます。首や顔面、全身に張り巡らされたユニークなデザインは、トラディショナルな和彫りと現代的なグラフィティが混ざり合った独自の世界観を放ち、国内外のユースカルチャーに絶大な影響を与え続けています。
また、川崎の工業地帯から武道館アーティストへと駆け上がったBAD HOPのメンバー(T-PablowやYZERRら)や、ストリートの過酷なリアルをリリックに落とし込む舐達麻(BADSAIKUSHら)のビジュアルも強烈です。彼らの身体に刻まれたタトゥーと和彫りの数々は、過酷な生い立ちや仲間との絆を雄弁に物語っており、ファンにとっては彼らの生き様そのものとして受け止められています。
ヒップホップ界にとどまらず、ロックやポップスの分野でも広範囲にタトゥーを施すアーティストが増加しています。世界的ギタリストのMIYAVIは背中一面に般若心経を刻み、自らの信念と祈りをグローバルなステージで表現。さらにシンガーソングライターの優里も腕や足に多数のデザインを施しており、SNSで最新の姿がアップされるたびにファンから熱い注目を集めています。