一般的には「いちばんがせ」と読まれることが多いが、地域や家系によっては「いちばんかせ」と濁らないケースや、極めて稀に「いちばっかせ」と発音されることもあるという。日本語の音韻変化は実に面白い。また、佐賀を離れ、福岡や長崎、さらには高度経済成長期に東京や大阪などの大都市圏へ移住した人々によって、その分布はわずかに広がっている。それでもなお、本家や親戚の集まりとなれば、やはり佐賀のあの静かな町へと意識が向く。名字は、どれだけ離れても故郷と自分を繋ぎ止める、見えない糸なのだ。
全国に何人?激レア苗字「一番合戦」のルーツと戦国由来の真相を徹底解説