高血圧のセックスは危険?血圧上昇の目安とEd治療薬の併用リスクとはどんな影響があるのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

日本循環器学会などのガイドラインでは、心血管疾患患者の性行為リスクを「低リスク」「中等度リスク」「高リスク」の3段階に分類しています。以下に該当する状態にある場合は、性行為を一時見合わせ、速やかに専門医の診察を受ける必要があります。

【性行為を直ちに中止・延期すべき高リスク徴候】
・安静時血圧が収縮期180mmHg以上、または拡張期110mmHg以上に達している(高血圧性緊急症のリスク)
・軽い労作(平地歩行など)で胸の圧迫感、息切れ、動悸が生じる(不安定狭心症や心不全の疑い)
・コントロール不良の重度な不整脈がある
・過去2〜6週間以内に心筋梗塞や脳卒中を発症したばかりの急性期

特に血圧が極端に高い状態で強引に行為を行うと、急激な血管内圧の上昇に耐えきれず、脳動脈瘤の破裂によるくも膜下出血や大動脈解離を招く危険性が跳ね上がります。自身のコンディションが安定期にあるかを冷静に見極める姿勢が不可欠です。