2026年、日本のフードシーンは大きな転換期を迎えている。環境配慮やローカルファーストの考え方がますます重視される中、ル・シュクレ・クールが提案するのは、さらに一歩進んだ素材へのアプローチだ。契約農家から届く最高品質の国産小麦を巧みにブレンドし、その日の湿度や気温に応じて微細な発酵コントロールを行っている。
「素材の命を使い切る」という哲学のもと、廃棄を減らす仕込みの工夫や、環境負担の少ない生産背景を持つバター・乳製品の採用など、時代の要請に応える取り組みが随所に見られる。食に対する誠実な姿勢が、生地の一層一層にまで込められているのだ。