「絶対に外れないように」と、レンチの上に体重を乗せて足で踏みつけるように締め込む光景を見かけることがありますが、これは極めて危険な行為です。ボルトに過度な負荷をかけると、金属の限界を超えてネジ山が伸びてしまうハブボルト破損の原因になります。
ハブボルトが伸びきってしまうと、金属疲労によって走行中に突然ボルトが破断(折損)します。逆に締め付けが緩い場合も、走行振動でボルトに曲げモーメントがかかり、最終的に折れてしまいます。締めすぎや緩みのサインと対処法として、以下の症状が現れた場合は即座に走行を中止してください。
走行中にハンドルへ伝わる不自然な微振動や、低速走行時に足回りから「コトコト」「カタカタ」という異音が聞こえた場合、ホイールナットが緩んでいる可能性が極めて高い状態です。安全な場所に停車し、ナットの緩みやハブボルトの損傷を目視と工具で速やかに確認する必要があります。