B'zを語る上でネット上で最も頻繁に議論の的となるのが、いわゆる洋楽元ネタ問題です。1990年代の代表曲を中心に、ハードロックの名曲との類似性を指摘する声が古くから存在します。
代表的な例として挙げられるのが、以下の楽曲です。
- 『BAD COMMUNICATION』とLed Zeppelinの『Trampled Under Foot』
- 『太陽のKomachi Angel』とMr. Bigの楽曲群
- 『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』のイントロと洋楽ハードロックのリフ構成
- 『ギリギリchop』とMr. Bigの『Daddy, Brother, Lover, Little Boy』
ギタリストでありメインコンポーザーである松本孝弘は、Led Zeppelin、Deep Purple、Aerosmithといった1970〜80年代のクラシック・ロックから多大な影響を受けて育ちました。松本自身もメディアのインタビューで敬愛するバンドへのオマージュであることを公言しており、当時の制作現場では「洋楽のハードな質感をいかに日本のJ-POPシーンに昇華させるか」という挑戦が行われていました。
法的な著作権の観点で見れば、コード進行や一般的なギターリフのパターンは著作物としての独占性が認められにくく、メロディラインや歌詞が明確に盗用されていない限り著作権侵害には当たりません。ネット上では「パクリ」と揶揄されることもありますが、音楽評論家やロックファンの間では「偉大なルーツへのオマージュを完璧な歌謡ロックへ落とし込んだ職人技」として高く評価される側面が強いのが実情です。