ファンに惜しまれつつも幕を閉じた最大の理由は、製造設備の老朽化だった。ロッテの発表によれば、長年稼働し続けた専用の生産ラインを維持することが困難になったという。新しい機械を導入してまで生産を継続するには、莫大なコストがかかる。少子化が進む現代日本において、子ども向け駄菓子の市場規模は縮小傾向にあり、企業として苦渋の決断を下さざるを得なかったのが本音だろう。
また、原材料費の高騰や包装資材のコストアップも影を落としている。100円前後で買える駄菓子というジャンルは、極めて薄利多売なビジネスモデルだ。少しのコスト増が致命傷になりかねない。トーマスという強力なキャラクターライセンス料の支払いも、メーカーにとっては無視できない固定費だったはずだ。