大手医療機関における患者層の構成比も、ここ数年で様変わりした。湘南美容クリニックやリゼクリニックといった大手の美容皮膚科では、かつて20代の若年層が中心だったVIO脱毛の利用者に、40代・50代の男女が占める割合が急増している。
特に注目すべきは、男性患者の増加だ。「清潔感を保ちたい」「将来のパートナーや施設職員に迷惑をかけたくない」と考える男性ビジネスパーソンが、平日の仕事帰りや週末にカウンセリングへ押し寄せている。厚生労働省が管轄する医療機関での施術は、医師の診察のもとで国家資格を持つ看護師がレーザー照射を行うため、万が一の肌トラブル時にも即座に薬の処方などの対応が受けられる安心感がある。
クリニック側もプライバシーに配慮した完全個室の設置や、同性スタッフによる施術体制を整えるなど、ミドル世代が恥ずかしさを感じずに通える環境作りを急速に進めている。