現役引退後、ショッキングな事件が彼を襲う。2016年の薬物逮捕。世間の激しい批判が渦巻き、周囲から人が離れていく中で、母・弘子さんだけは決して手を放さなかった。病床に伏しながらも息子の体を案じ、病院やリハビリ施設に通う彼に手紙を送り続けた。
最新の取材で明かされた知られざる独占エピソードがある。逮捕直後、失意の底で自暴自棄になっていた彼に対し、母は涙を流しながらも「生きていてくれただけで十分。もう一度やり直せばいい」と抱きしめたという。この一言が、暗闇の中にいた彼に生きてやり直す光を与えた。どん底の絶望から救い出したのは、どんな裁判の判決でもなく、母の無条件の愛だった。