青森県の競技シーンは、各年代が独自の熱気を持って動いています。まず、県テニス界の未来を担うジュニア大会においては、U12からU18までの各カテゴリーで全国レベルを見据えた激しい争いが繰り広げられています。かつては一部の強豪私立校や大手テニスクラブの寡占状態にありましたが、昨今は民間のアカデミーや県外遠征を積極的にこなす個人の台頭が顕著です。東北ジュニア、そして全日本ジュニアへと続く選考レースは、精神的なタフネスとフィジカルの管理がシビアに試される場となっています。
一方で、大人の競技者たちがプライドを懸けて挑むのがベテラン選手権です。35歳以上から5歳刻みで設定されるカテゴリーでは、かつてインターハイやインカレで名を馳せた名選手たちが顔を揃えます。近年はテニスギアの進化やコンディショニング意識の向上も手伝い、50代・60代部門でも目を見張るラリーの応酬が展開されており、参加者数は増加傾向にあります。
そして、県内最高峰の緊張感が漂うのが国体予選の経緯と代表選考です。国民体育大会から「国民スポーツ大会(国スポ)」へと名称が変わる変革期においても、県の威信を背負う代表枠の争奪戦は熾烈を極めます。選抜選考会の一発勝負だけでなく、過去の県選手権の成績やランキング動向を加味した総合的な選考基準が適用されるため、1年を通じて安定したパフォーマンスを維持し、ポイントを積み上げることが絶対条件となります。