話は2000年にさかのぼる。青森県弘前市で立ち上がった「青森県ご当地アイドルプロジェクト」こそが、全ての始まりだった。地方から全国へ情報発信できる人材を育て、地元の一次産業であるリンゴをアピールするという明確な理念のもと、手探りの挑戦がスタートした。
プロジェクトを牽引してきた有限会社リンゴミュージックは、単なるタレント事務所の枠組みに収まらない。メンバーに本名ではなくリンゴの品種名を名付けさせる徹底したセルフプロデュース、泥臭くも温かみのある地域密着型のライブ活動。その地道な積み重ねが、やがて日本中のファンを惹きつける強固な土台となった。ご当地アイドルという言葉すら定着していなかった時代から積み上げた執念が、現在のブレイクへつながっている。