切手の貼り方には、水分の加減だけでなく「貼る位置」や「枚数」に関する厳格な公式基準が設けられています。特に2026年秋の郵便料金改定以降、端数切手を複数組み合わせて貼る機会が増加したため、2026年現在改めてマナーの再確認が求められています。
日本郵便の公式約款に基づく貼付位置のルールは以下の通り規定されています。
【縦長封筒の場合】
封筒の表面、左上部(縦70mm×横35mmの長方形の範囲内)に貼付します。このエリアは消印機が自動でスタンプを押す位置に精密に設定されています。
【横長封筒(洋形封筒など)の場合】
封筒を横向きにした状態において、右上部(縦35mm×横70mmの長方形の範囲内)に貼付します。横長封筒を機械にかける際、向きを揃えると左上部と同じ位置に配置されるためです。
また、端数調整で切手を複数枚貼る場合、公式には「何枚まで」という法律上の上限はありませんが、ビジネス上のマナーとしては最大でも3枚程度に留めるのが常識です。4枚も5枚も貼られた封筒は、「余った切手を処分した」という雑な印象を相手に与えかねません。可能な限り窓口で必要額面の切手を購入するか、シール式の記念切手等をストックしておくのが現代のスマートな作法です。