2006年6月4日、激痛に見舞われた橋本氏は国立国際医療センターに搬送され、直ちに大腸を切除する大手術を受けた。手術直後は集中治療室(ICU)で人工呼吸器や人工透析器を装着し、壮絶な闘病生活が始まった。病状は一向に安定せず、一時的な持ち直しと急変を繰り返す過酷な展開を辿った。
かつて政界の「政策通」として鳴らし、登山を愛する頑強な体躯で知られた同氏だったが、長年の高血圧や循環器系疾患の既往症が血管の動脈硬化を進行させていたとされる。執刀医や集中治療チームの24時間態勢の治療もむなしく、容態は徐々に悪化。腹部の病変から始まった全身状態の低下を食い止めることはできず、7月1日未明、静かに息を引き取った。