実写映画『銀魂』に対するネット上の反応は、キャスティング発表時と本編鑑賞後で劇的な変化を遂げました。この評価の逆転現象を紐解くと、ファンの心を掴んだ明確な3つの要因が浮かび上がります。
第1に、ビジュアルの完全再現に対する徹底度です。神楽のトレードマークである青い瞳のカラーコンタクトやチャイナドレス、傘を用いたワイヤーアクションなど、外見的なクオリティへの妥協が一切ありませんでした。
第2に、「事務所NG」を感じさせない振り切った芝居です。大手芸能事務所の所属タレントであれば敬遠しがちな、激しい嘔吐リアクションや粗野な暴言、しゃがみ込んでの鼻ほじりといったアクションを、彼女は一切の照れを見せずに演じ切りました。観客席からは「あそこまでやってくれるなら文句のつけようがない」という好意的な意見がSNS(旧Twitterや5ちゃんねる等)で一気に拡散しました。
第3に、福田組常連俳優陣との絶妙な化学反応です。小栗旬演じる銀時、菅田将暉演じる新八とのテンポの良い掛け合いにおいて、最年少でありながら堂々とボケとツッコミを打ち分け、コメディとしてのグルーヴ感を損なわなかった実力が高く評価されました。