各列の糸通しが完了したら、いよいよ全体をひとつに集約する「束ねる工程」に入ります。ここで糸のテンションがバラバラだと、吊るしたときに鶴の高さが不揃いになり、美しさが大きく損なわれます。
耐久性と美観を両立させる上のまとめ方の手順は以下の通りです。
- 高さのレベル出し:すべての列の一番上の鶴の位置をきれいに横一列に揃え、上端の余り糸をピンと張った状態で揃えます。
- 小分けにして結束する:20〜25本の糸をいきなり一度に結ぼうとすると緩みの原因になります。まずは5本ずつを1つの束として固結びし、計4〜5束のサブグループを作ります。
- カードリング(二重リング)に通す:小分けにした各束を、文房具のカードリング(内径25〜30mm程度)に均等に通し、しっかりと本結びを行います。
- 吊り下げ用のメインリボンを装着する:リング部分に太めのサテンリボンや組紐を通し、フック等に掛けられる持ち手を作ります。
- 余剰糸の処理と目隠し:結び目の余分な糸を切り揃え、結び目部分を覆うように大きなリボンや千代紙で作った飾りを被せることで、プロのような完成度になります。
リングを使用することで、吊るした際に荷重が一点に集中せず、円周上に綺麗に分散されるため、全体が自然な円錐状に広がり美しい佇まいを保つことができます。