宴会や式典において、挨拶の順番には明確な序列が存在する。基本的に、最も役職が高い人物が開会の辞や主賓挨拶を行い、それに次ぐ立場にある人物が乾杯の音頭を取るのが、伝統的な宴会・式典マナーの鉄則だ。
会社が主催する社内忘年会・新年会の場合、社長や支社長といった最高責任者が開会挨拶を担当する。そのため、乾杯を務めるのは役員や部長クラス、あるいは現場を支える直属の上司といった「ナンバー3」の立ち位置にいる人物が適任だ。カジュアルな社内親睦会であれば、場の雰囲気を一気に盛り上げられる若手リーダーが起用されることも珍しくない。
一方、フォーマルな結婚式披露宴プロジェクトの現場では、より細やかな配慮が求められる。式の冒頭で祝辞を述べる主賓が新郎側の職場上司である場合、乾杯は新婦側の職場上司や両家の恩師など、「主賓と同格または次点に位置するゲスト」に託すのが美しい調和を生む。