SNSや口コミサイトで検索すると、「もう他の味付けに戻れない」「むね肉が過去最高にしっとりした」という絶賛の声が9割以上を占める一方で、「まずい」「しょっぱすぎて食べられない」というネガティブな評価も一部に存在します。
ユーザーの声と調理現場の実態を詳細に分析したところ、低評価をつけてしまった事例には3つの共通する失敗原因が存在することが判明しました。
第一の原因は、「漬け込み時間のオーバー」です。「長く漬ければそれだけ味が染みて柔らかくなる」と思い込み、通常の醤油ダレと同じ感覚で1時間以上、あるいは一晩漬け込んでしまうケースが後を絶ちません。浅漬けの素は野菜を短時間で漬けるために浸透圧が高めに設計されているため、30分を超えて漬け込むと肉の内部まで塩分が過剰に回り、塩辛い仕上がりになってしまいます。
第二の原因は、「ドリップ・調味液の拭き取り不足」です。液がたっぷりついた状態のまま粉をまぶすと、粉が余分な水分を吸ってダマになり、揚げた際に衣が厚くベチャついた油っこい食感になってしまいます。これが「まずい」と感じる大きな要因です。
第三の原因は、「浅漬けの素のタイプ選択」です。メーカーによっては「レギュラータイプ」のほかに「ピリ辛昆布」「減塩」「レモン風味」など多彩なラインナップが存在します。から揚げの下味として最も失敗がないのは、昆布出汁がしっかり効いた「レギュラーの旨塩・昆布だし系」であり、酸味の強いタイプや香料の強いタイプを使用すると違和感のある後味になりやすいため注意が必要です。