群馬県桐生地方に伝わる「ひもかわうどん」は、きしめんのルーツとも言われる三河の「芋川(いもかわ)うどん」が訛ったものと伝えられ、織物産業で栄えた桐生の手織り職人たちが手軽に早く茹でて食べられるよう薄く幅広く伸ばした歴史を持ちます。メディアやSNSでの爆発的な拡散以降、その圧倒的な存在感は関東全域で注目を集めてきました。
調査の結果、千葉県内におけるひもかわうどんの提供実態には大きく分けて3つのルートが存在することが判明しました。
第一に、「自家製の手打ち幅広麺」を提供する千葉県内の実力派うどん店です。店主が北関東のうどん文化に敬意を払い、独自の配合で極太幅広麺を打ち分けるスタイルで、柏市や船橋市などの激戦区で熱烈な支持を集めています。
第二に、群馬の製麺所から直送された本場の乾麺・生麺をこだわりの出汁で提供する和食処・うどん居酒屋です。本場桐生の小麦の風味をそのまま千葉にいながらにして味わうことができます。
第三に、ご当地チルド麺・半生麺のテイクアウトおよび催事ルートです。東武百貨店船橋店や柏高島屋などのデパ地下・催事場、さらには道の駅等において、群馬名物ひもかわうどんの代表格である「花山うどん(鬼ひも川)」をはじめとする有名銘柄が定期的に展開されています。