街歩きの醍醐味は、小腹を満たすローカルフードを片手に、その土地が歩んできた歴史に触れることです。
会津若松で圧倒的な支持を集めるのが七日町通り食べ歩きです。創業180余年の「満田屋」で炭火焼きされる串刺しの「みそ田楽」は、じゅうじゅうと焦げる甘じょっぱい味噌の香りが食欲を刺激します。身欠きニシン、里芋、生揚げ、お餅など、多彩な具材に特製味噌ダレを塗ってその場で焼き上げる様子は、五感を満たす食のエンターテインメントです。
食と並んで楽しみたいのが七日町観光スポットを巡る七日町歴史散策です。山形市七日町の象徴である「文翔館」は、英国近世復興様式の美しい石造り建築で、国の重要文化財に指定されています。映画のロケ地としても名高く、細部まで意匠が施された館内を無料で見学できます。そこから御殿堰へと続く通りを歩けば、石組み水路を泳ぐ鯉やモダンなショップが並び、古今の融合を肌で感じられます。
会津若松七日町では、戊辰戦争の悲哀と幕末のドラマが色濃く残る「阿弥陀寺」が必見の名所です。境内には新選組三番隊組長・斎藤一(藤田五郎)の墓があり、幕末ファンが絶え間なく訪れます。さらに、鶴ヶ城の本丸御殿の一部を移築した「御三階」や、江戸嘉永年間の趣を残す「末廣酒造 嘉永蔵」、伝統工芸の粋を集めた「白木屋漆器店」など、徒歩圏内に重厚な歴史遺産が凝縮されています。
また、地域の活気を感じられる七日町イベント最新情報にも注目です。山形では四季折々に開催されるクラフトマーケットや七日町商店街の歩行者天国イベント、会津では秋の「会津まつり」や酒蔵開き、キャンドルナイトなど、季節ごとに街が一体となる催しが目白押しです。