一方で、学校側が推進する「地域密着」や「探究型学習」に対して、すべての保護者が手放しで賛成しているわけではない。大学受験を控える生徒の親からは、「受験対策がおろそかになるのではないか」という懸念の声も根強く聞かれる。共通テストの難化や一般選抜の厳しさを前に、AO入試や推薦入試にシフトする動きもあるものの、伝統的な学力重視の姿勢とのバランスをどう取るかは、現場の大きな葛藤となっている。生徒自身も、地域への愛着と、外の世界へ飛び出したいという進路選択の間で揺れ動いている。
岐路に立つ地方教育:函館市立高校が挑む「超・地域密着型」カリキュラムの全貌と2026年の現実
•
•
1分で読める