長さ約800メートル、幅約50メートルにわたって広がる弓状の砂浜。この砂のきめ細かさは、サンゴ礁が長い歳月をかけて砕波によって削り出された賜物だ。しかし、このビーチが真の美しさを露わにする時間は限られている。
現地での徹底検証によって導き出された黄金律は「中潮から大潮の干潮前2時間」。潮が引ききる直前、湿り気を帯びた白砂が鏡のように空を映し出すウユニ塩湖のようなリフレクションが出現する。逆に満潮時は砂浜の面積が狭まるものの、波打ち際の透明度はピークに達し、海と空の境界線が溶け合う圧巻のコバルトブルーを堪能できる。
混雑を避けるための穴場アクセスも見逃せない。多くの観光客が集中する西側の公衆トイレ・売店側駐車場ではなく、東端の乗瀬(ふなうさぎ)橋方面、下地島へと続く入江側の木陰ルートが狙い目だ。車を停めて防風林の緑を抜けた先に広がるプライベート感あふれる空間は、波の音しか聞こえない完全な静寂を約束してくれる。