広大な回遊水槽の前で、ただ眺めているだけでは勿体ない。群泳のダイナミズムを体感するための観察テクニックがある。おすすめの時間帯は、開園直後の静けさが残る午前中か、あるいは閉園前の夕刻だ。光の差し込み方が変わり、マグロの背側の深いブルーと腹側の銀色が際立つ。
また、スタッフによるエサやりの時間(フィーディングタイム)は見逃せない。それまで静かに旋回していた群れが一変し、海面近くで水飛沫を上げてエサに食らいつく瞬間のスピードと迫力は息をのむほどだ。水槽の正面だけでなく、少し傾斜のついたベンチエリアに腰を下ろし、視野いっぱいに群れを捉えることで、まるで自分が海中に漂っているかのような感覚を味わえる。