「プールに入ると水を通じて感染するのではないか」という懸念に対し、世界保健機関(WHO)や米疾病対策センター(CDC)などの公的機関は、適切に塩素消毒された水中でのコロナ感染リスクは極めて低いという見解を一貫して示しています。
新型コロナウイルスは「エンベロープ」と呼ばれる脂質二重膜に包まれた構造を持っています。この膜はアルコールや塩素などの消毒剤に対して非常に弱く、日本の厚生労働省が定める遊泳用プールの衛生基準(遊離残留塩素濃度 0.4mg/L〜1.0mg/L)を満たしていれば、ウイルスは短時間で感染力を失います。さらに、膨大な水量のプールではウイルスが仮に入り込んだとしても瞬時に希釈されるため、水中の感染確率を過度に恐れる必要はありません。