ホームセンターやWeb通販で手軽に入手できるからといって、サイズ選びを適当に済ませるのは非常に危険だ。家庭での水回り修繕・DIYにおいては、呼び寸法250mm(10インチ)から350mm(14インチ)程度が最も扱いやすい。大きすぎるレンチは重量で操作を誤り配管を潰す危険があり、小さすぎるレンチはトルク不足で無駄な握力を消費する。
また、パイプを挟む位置も決定的な差を生む。アゴの奥までしっかりと配管を押し込み、噛み合い歯の先端だけでなく、奥の平面部を含めた面で保持するのが鉄則だ。フックジョーとヒールジョーの「遊び」部分に適度な隙間(約10〜15mm)が残っている状態が、最も強い締め付けトルクを発生させる正しいセットアップである。