一発勝負の生放送という緊張感が漂う大舞台でこそ、その実力は真価を発揮してきた。『NHK紅白歌合戦』での圧巻の歌唱は毎回お茶の間を魅了し、生放送の環境下にありがちな音程のズレやプレッシャーによる声の震えを一切見せないタフネスを見せつけた。
また、『日本レコード大賞』の大賞を受賞した際も、感極まる場面でありながらボーカルの軸は決してブレなかった。過酷な変化を続ける日本の音楽産業において、長年トップアーティストとして君臨し続ける理由は、どんな状況下でも100%のクオリティを再現してみせるこの圧倒的な再現性の高さにある。