難解に見える花弁の重なりも、3つのステップに分解すれば拍子抜けするほどシンプルになる。ステップ1は「中央のうずまき」を描くこと。小さな楕円を中心に描き、その周りに「U字」を少しずつずらしながら重ねていく。これだけで、つぼみが開きかけた可憐な骨格が出来上がる。
ステップ2では「外側の大きな花弁」を足していく。均等に配置するのではなく、左右非対称に大小の波線を加えるのがリアルに見せる最大のコツだ。そして最後のステップ3が、イラストの命である「影と立体感の表現」だ。花びらが重なり合う根元部分にさっと短い斜線を入れ込むだけで、平面だった絵が一気に奥ゆきのある立体へと生まれ変わる。手帳のスケジュール横やバースデーカードの隅に添えるだけで、紙面全体がパッと華やぐ。