一方で、子供の安全を守るための防犯ツールとして、位置情報共有は絶大な効果を発揮する。登下校のルートから外れていないか、塾に無事到着したかをリアルタイムで把握できることは、親にとって大きな救いだ。高齢の親の徘徊防止や、災害時の安否確認にも欠かせない。
しかし、子供が成長するにつれて、この「見守り」は「監視」へと変貌する。思春期を迎えた子供に対して一方的に位置情報を求め続けることは、親子の信頼関係を損ねかねない。年齢に応じて共有の範囲を狭める、あるいは「塾の行き帰りだけ共有する」といった明確なルール作りを、親子で対話しながら進めることが重要だ。