もちろん、黒い線が見つかったからといって、そのすべてが悪性腫瘍というわけではありません。
最も多い原因の一つが、爪の根元をぶつけたり挟んだりしたことによる内出血(爪下血腫)です。この場合、爪の成長とともに黒い部分は先端へと移動し、最終的には消えてなくなります。
また、特定の薬剤(抗がん剤や一部の抗生物質)の副作用や、妊娠に伴うホルモンバランスの変化によって、一時的にメラニンが活性化することもあります。さらに、アディソン病などの内分泌系の疾患が原因で、複数の爪に同時に黒い線が現れるケースも報告されています。原因が何であれ、素人が見た目だけで判断するのは極めて困難です。