この曲を語る上で避けて通れないのが、メンバーであるFukaseとSaoriの歴史である。
ファンの間では有名だが、この曲はSaoriがかつて精神的に不安定になり、生死の境をさまようような入院生活を送っていた時期に書かれたものだ。
Fukaseは彼女の病床に付き添い、その時に感じた「このまま彼女が目覚めなかったらどうしよう」というリアルな恐怖をノートに書き留めた。
「君が死んでしまうかもしれない」という極限の恐怖。
それが、おとぎ話の「眠り姫」というモチーフに形を変えて昇華されたのである。
単なるフィクションではなく、現実の痛みが伴っているからこそ、言葉の一つひとつに血が通っているのだ。