デッキ選びで最も多くのスケーターが頭を悩ませるのが、インチ単位で表記される「横幅」と「コンケーブ(横方向の反り)」、そして「ノーズ・テール(縦方向の反り)」の傾斜角度だ。足のサイズだけでなく、ターゲットとするトリックによって選ぶべき数値は大きく変動する。
かつては7.75インチから8.0インチがストリートの標準とされていたが、現在は8.0から8.25インチ、さらには8.5インチ以上のワイドデッキを選ぶスケーターが急増している。幅が広くなるほどランディング時の安定感が増し、高速域でのアプローチでも足元が揺らがない。反面、フリップ系の回転技ではデッキを回すのにより強い力が必要となるため、足のサイズが25cm未満の初心者や女性、あるいは回し技の軽やかさを最優先するライダーには7.875〜8.0インチが依然として最適な選択肢となる。
また、コンケーブの深さにも注目したい。フラットに近い「メローコンケーブ」は足裏の自由度が高く、オールドスクールなスタイルやトラディショナルなライディングに向く。対して深い「ディープコンケーブ」は足がかかりやすく、少々の力でデッキをコントロールしやすいため、素早いアプローチを好むテクニカル系スケーターから強い支持を集めている。