学生帽の構造は、大きく分けて「クラウン(頭頂部・山部分)」「腰(サイドバンド・鉢巻き部分)」「つば(バイザー)」「顎紐(あごひも)・校章」の4要素で構成されています。学生帽の構造アタリを取る際は、以下の3ステップを踏むことで劇的に狂いが減少します。
ステップ1:頭部の球体と「ハチ巻きライン」の楕円を引く
髪の毛を描く前の素体(坊主頭)を描き、眉毛の少し上から耳の上、後頭部を通る楕円リングを引きます。これが帽子の土台となる「腰」の位置です。キャラクターの向き(アイレベル)に合わせて、この楕円のカーブの深さを決定します。
ステップ2:つばの傾斜と放射状の広がりを決める
腰の前半分から、前に向かって突き出るつばのガイドラインを引きます。つばはおでこの丸みに沿ってカーブしながら前下がりに出ているため、緩やかな三日月状のカーブを描きます。このとき、つばの中心線(鼻の延長線上)を意識することで、顔の向きとのズレを防げます。
ステップ3:クラウンの天面とサイドの膨らみを構築する
日本の伝統的な学生帽(五方帽・六方帽)は、上部が円形または多角形に広がって平らになっています。腰のリングから斜め上外側へ広がり、天面(トップ)でフラットに塞がれる形状を意識し、円柱を逆台形気味に広げたブロックとしてアタリを配置します。