人気スタイリストの大草直子氏も、季節の変わり目における着こなしの重要性を強調する。「寒暖差が激しい時期こそ、ファッションの腕の見せ所です」と彼女は指摘する。気温の変化に柔軟に対応しつつ、周囲と差をつけるためには、あえて相反する素材同士を重ね合わせるテクニックが有効だという。
艶やかなサテンのスカートに、ざっくりとしたローゲージニットを組み合わせる。あるいは、ハードなレザーブルゾンの下に繊細なブラウスを忍ばせる。こうした異素材のグラデーションが、季節の狭間におけるスタイリングに深い味わいをもたらす。少しの工夫で手持ちの服が新鮮に生まれ変わる瞬間こそ、大人のおしゃれの醍醐味と言えるだろう。