プレイマットの汚れは、放置する時間が長くなるほど素材の微細な凹凸へ浸透し、通常の水拭きではびくともしなくなります。ここでは、家庭で確実に結果を出すための手順を原因別に詳解します。
1. プレイマットの黒ずみ・ベタつき解消(セスキ・重曹の活用)
プレイマットがベタつく主な理由は、足裏から分泌される皮脂汚れと空気中のホコリが結合し、酸化して皮膜化することにあります。この酸性汚れを中和・分解するには、弱アルカリ性のセスキ炭酸ソーダや重曹が抜群の威力を発揮します。
日常の拭き掃除には、水500mlに対してセスキ炭酸ソーダ小さじ1を溶かしたスプレーを吹きかけ、マイクロファイバークロスで拭き取ります。足跡がくっきり残るほどの頑固な黒ずみには、重曹と水を「2:1」の割合で練った重曹ペーストを塗り、毛先の柔らかい歯ブラシ等で円を描くように優しくブラッシングしてください。汚れが浮き上がったら、固く絞った濡れ雑巾で2回以上水拭きし、成分を完全に拭き取ります。
2. プレイマットのシミ・黄ばみ(オキシクリーンつけ置き洗浄)
ミルクの吐き戻しや果汁による黄ばみ、マット全体のくすみには、酸素系漂白剤であるオキシクリーンのつけ置きが効果的です。ジョイントマットを分解できるEVA素材で特に推奨される方法です。
浴槽に40℃〜50℃のぬるま湯を張り、規定量のオキシクリーンをしっかり泡立てて完全に溶かします。そこに分解したマットを沈め、30分から最長1時間ほど放置します。つけ置き後、シャワーで洗剤のヌメリが完全に消えるまで十分に洗い流してください。繊維の奥に潜む悪臭の原因菌ごと殺菌され、新品同様の明るい色味が復活します。
3. プレイマットに書かれた油性ペンの落とし方
子どもが誤って描いてしまった油性マジックの落書きは、水拭きでは絶対に落ちません。油性インクの溶剤成分を溶かすため、消毒用エタノール(アルコール濃度70〜80%程度)を使用します。
コットンやキッチンペーパーにエタノールを染み込ませ、インクの上に数秒間押し当ててインクを吸い取らせるようにポンポンと優しく叩きます。横に強く擦るとインクが周囲に広がり、マットの素材自体を傷めてしまうため注意が必要です。落ちにくい場合は、メイク落とし用のクレンジングオイルを少量馴染ませて浮かせた後、中性洗剤で拭き取る二段階洗浄が有効です。