それまでのファッションショーといえば、専属モデルやトップ俳優がランウェイを独占するのが当たり前だった。しかし、この年、決定的なパラダイムシフトが起きた。コムドットや平成フラミンゴ、中町兄妹、ヒカルといった大人気YouTuberやTikTokerたちが、ランウェイの「主役」として堂々と大トリやメインステージを飾ったのだ。
彼らが歩く一歩一歩が、そのままSNS上で数百万回再生される動画コンテンツとなり、リアルの会場とデジタル空間がリアルタイムで熱狂を増幅し合った。「スマホの画面で毎日見ている親近感」と「ドームの大ステージで光を浴びる圧倒的オーラ」。このふたつのギャップが、集まったファンを熱狂させた。2026年の現在、インフルエンサーがファッション業界の中心に立つスタイルは当たり前となったが、その潮目を決定づけたのは間違いなくこの年の関コレだった。