インバーテッドロウで背中が変わる!斜め懸垂のやり方と自宅裏技の実践ガイドについて徹底ガイドします。初心者でも安心のガイドをご覧ください。

背中の自重トレーニングといえば懸垂(チンニング)が王道とされてきましたが、体重の100%近い負荷がダイレクトにかかるため、筋力が十分でない段階で行うと腕や肩の前側に過剰な代償動作が生じます。対してインバーテッドロウ(斜め懸垂)は、足を床に着いた状態で引く動作を行うため、運動強度を自分の筋力レベルに合わせてミリ単位で調整できる決定的な強みを持っています。

この種目で主に鍛えられるのは、背中の広がりを作る広背筋、背筋中央の立体感や厚みを生む僧帽筋(中部・下部)および菱形筋です。さらに、バーを引き寄せる主動筋として上腕二頭筋、姿勢を板のように平らに保つために脊柱起立筋や腹横筋、臀筋群などの体幹深層部が協調して働きます。

運動生理学の視点からも、現代人に蔓延するデスクワーク起因の「巻き肩」や「猫背」を改善するために、肩甲骨を後方へ引き寄せる水平方向のプル動作は極めて有効です。背面の筋肉群を連動させて動かす神経回路を開通させる意味でも、すべてのトレーニーが最初に取り組むべき基礎種目といえます。