飴玉や餅のように「喉に張り付く」イメージが薄いポップコーンが、なぜこれほど危険視されるのでしょうか。そこには3つの決定的な理由が存在します。
第1の理由は、「軽さと形状」による吸い込みやすさです。ポップコーンは非常に軽量で表面が凹凸しています。泣いたり笑ったり、驚いて大きく息を吸い込んだ瞬間に、空気と一緒に喉の奥、すなわち気管へと吸い込まれてしまうリスク(誤嚥)が極めて高いのです。
第2の理由は、「唾液を吸って膨らむ・張り付く」性質です。気管や気管支に入り込んだポップコーン片は、体内の水分や分泌液を吸収して膨張します。これにより空気の通り道が完全に塞がれ、急性の窒息状態に陥る危険が高まります。
第3の理由は、「不発コーン(弾け残った硬い種)」の混入です。袋の底に溜まりやすい弾けきっていないコーンは非常に硬く、3歳以下の子どもの乳歯ではすり潰せません。丸呑みしてしまい、喉頭蓋に引っかかって呼吸困難を引き起こす重大事故が後を絶ちません。